蹴上

 蹴上(けあげ)は、京都市東山区にある地域の名前で、京都盆地の東端にあたります。地域には京都市営地下鉄東西線が通じています。以前、僕が住んでいた場所から自転車圏内にあるところです。地域には、蹴上インクラインという琵琶湖疏水の舟運に使われた傾斜鉄道が残されており、京都の観光名所の一つとなっています。また、春には桜の名所としても知られています。

 

 そんな観光名所である蹴上において、コスプレロケ*1があるほか、コスプレイベントが開催されたこともあります。とりわけ、けろさん*2 の主催するロケは、毎年恒例となっており、桜の見頃となっている土日に、梅小路公園*3とセットで行われています。観光名所である蹴上で桜の時期に着ぐるみロケ。グリーティング*4 がもうイヤというほどできる最高の場所と化すわけです(梅小路公園はもっとヤバいですが)。一般の人に楽しんでもらいたい、こんな面白いものがあるんだと知ってもらいたい、という目的でやっている企画なので、名実ともにグリーティングができるわけです。着ぐるみで一番好きなのはグリーティングだと思っている自分にとっては、本当に楽しみな企画なのです。それにしても、関係各所に申請・調整・交渉などをやっているけろさんにはもう本当に頭が下がる思いであります。

 

 15 年のロケの写真です。この年は、Gin さん*5が参加したため雨が降ってしまい、なぜかみんなの前で謝罪をさせられるという展開もありましたが、文と椛*6 は雨にも強いので、赤と青(紫)のコントラストの映える傘を差して参加しました。ただ客足は弱く、以前より来訪の予定が決まっていたのであろう中国・韓国系の観光客の方が多かったです。たぶん述べ 50 人くらいと写真を撮りましたし、遠くなどから一般の方に撮られた枚数は 1000 枚近いかもしれません。

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 こちらは 16 年のロケの写真。この年は、ほどほどの天候に恵まれ、昨年以上にグリーティングができました。だいたいこんな感じで、往く人往く人に手を振って、飛び跳ねて、愛想を振りまいていきます。そうすると、ちょっと歩くとすぐ一般の方に捕まっちゃうので、10 m 歩くのに、1 分以上かかることも(笑)。でもそれが楽しいんですけどね。そうそう、このときのロケで面白いことがありました。大学生くらいのむしろワンチャンあってウェーイしそうな感じの男子グループの一人が我々を見て「やばい! あれ、なんか普通にめっちゃ可愛くね?」とテンションが上がっていました。挙句、「すごい! 瞬きしてへんねんで! 着ぐるみ可愛い!」と妙な喜び方をしていたので、きっと目覚めてしまったのでしょう。そのうち、探偵!ナイトスクープに「蹴上インクラインで見た女の子の着ぐるみを探しています。そして見つけ出した暁には、彼女にハグしてもらいたいのです」と依頼を出すことでしょう。お待ちしております。中の人は男性ですけど。

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 余談だけど、このロケの更衣室に、国際会館の会議室を借りているんですけど、会議室の移動までにエレベータに乗る必要があって、そこにでっかい鏡があって自萌え*7 ができます。

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 写真ばっかで普通のブログっぽくてすまんな。

*1:着ぐるみ業界またはコスプレ業界において、「ロケ」とは、一般に個人的に権利者や関係者に許可を取って行う野外の撮影会である。「イベント」は任意団体が主催しており、それに一参加者として参加する形態のものを指す。

*2:着ぐるみクラスタに関連する人物。企画者。

*3:京都駅からほど近い野外公園。水族館が近接しているほか、最近は鉄道博物館がオープンした。

*4:ここでは、一般の人に手を振ったり、子どもと遊んだり写真を撮ったりすることを指す。

*5:着ぐるみクラスタ。雨男として名高い。

*6:僕はよっきーさんの椛の代理内臓をさせてもらっていた。

*7:着ぐるみ姿になった自分を鏡で見て恍惚感を得る行為のこと。