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ちはやふる

 まあ、正直一番おもしろかったアニメは? と聞かれると、多分「ちはやふる」と答えると思います。「ちはやふる」は、末次由紀原作の競技かるたを題材とした漫画で、2011 年と 2013 年に 2 回アニメ化されています(2 クール × 2 期)。3 期もやりそうな雰囲気らしいんですけどね。機会があれば原作買ってもいいかもしれません。……が、32 巻まで出ているらしいですね。

 

 そもそも、競技かるたというのには、一切馴染みがなく、中学のときに冬休み明けの実力テストで、百人一首を10首書けという問題を出すから覚えとけよ、という課題が出されて、それで試験前日にまあ嫌々覚えたというくらいでした。その中で覚えた一首も

これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関

 で、別にこれが好きということは一切なく、ただ単に覚えやすいからという理由で、一番語呂が良さそうなのをピックアップして、一夜漬けで乗り切った記憶です。

 

 そんな僕が、アニメ評価データベース系サイトで評価が非常に高かったからという理由で、「ちはやふる」を見始めたのですが、これがなかなかどうして面白くて、ついつい先が気になって最後まで見てしまいました。競技かるた。たかがかるた、されどかるた。かるただけでこんなに熱く描けるということに、ちょっと感銘を受けてしまいました。僕はいわゆる"運動部"は忌み嫌っており、広い意味ではスポ根モノにカテゴライズされるであろう「ちはやふる」はむしろ避けそうな作品なのでしょうが、かるたは"文化部"だからすんなり受け入れられたのでしょう。登場人物も魅力的で、恋愛が描かれているにも関わらず、作品全体として決してそれだけに傾倒することなく、あくまでかるたが主題として描かれているのも特長でした(太一が不憫)。

 

 研究室の同期も、同作品にハマっていた時期があって、一時期は二人でかるたを覚えたこともありました。ただ、その覚え方というのは語呂合わせ(百人ゴロ一首(改).pdf - Google ドライブ)の(うっかりハゲとか、もろカニ汁とか*1)ろくでもない覚え方ばかりで、まあ風雅のかけらもありませんでしたが。それじゃ、あんまりだということで、ちゃんと歌の意味も知りたいと思ってたどり着いたページがこちらです。ただでさえ短い 31 文字を 5 字に要約するというページです。「憂かりける……」が「祈りが仇に」とか、「やすらはで……」が「来んのかよ」にまとめられてるのとか最高です。

 流石にこの作品にハマっていたのが、大学院生の頃でしたので、今更かるたを買ってどうのこうのとか、サークルに入ってとかいうのは考えませんでしたが、四畳半神話大系じゃないけど、そんな世界線もあったのかもしれないと思わせる作品でした。

*1:いらすとや無双でウケる。余談だけど「背割れ」(「せ」は一字決まり)って肌タイみたいでいいですよね。