乾燥

 この季節になると、とにかく部屋の空気が乾燥します。みなさま、乾燥対策とかは何かをされているでしょうか。僕は、特にしていません。いや、しようとは思うのです。加湿器を導入するだけで、部屋の文化レベルが上がるのは明らかでしょう。ただ、楽天Amazonで加湿器を見て、安いもので数千円……。社会人の方なら、ポチッとなでしょうが、学生の僕には、簡単に出せる金額ではありません。なぜなら部屋の湿度が上げる程度に数千円の価値を見いだせないからです。減価償却の考え方を導入すれば、決して高いものではないのですが、僕は頭が悪いんだ。減価償却なんて難しい考え方は分からないのです。

 そんなわけで、乾燥対策は実に情けないものになります。濡らしたタオルを部屋に干す、むしろ洗濯物は部屋に干す、風呂場を開放し熱湯を壁面にかける、……などです。僕は乾燥警戒ラインを湿度40%ということに設定し、それを下回ったら上記のような行動を取ることにしています。

 部屋が乾燥すると、なんとなく喉に負担がかかってくるような気がします。場合によっては、咳き込み始めます。風邪の到来です。こんなわけで、風邪の息遣いを感じたら、あわてて乾燥対策を取るようにします。

 手の甲もガサガサになってきます。特に、研究室でメタノールやアセトンのような揮発性の高い液体を手の甲にぶっかけて、「すーすーする」なんて言っていたら当たり前です。そこで、ワセリンの登場です。ワセリンと言えば、植物の葉の蒸散を防ぐのに塗るクリーム状の物体ですが、これを手に塗ると手の感想を防ぐことができます。蒸散していたのかお前。

 ワセリンは、研究室のホモの先輩に教えてもらいました。