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腐女子

 BL を好む女性のことを腐女子と呼ぶそうです。僕は、なんだかんだ特殊な生活圏で生きてきましたので、任意の女性はたいてい腐女子だと思っていました。腐女子の対義語は、スイーツ(笑)女子だと思うのですが、リアルにスイーツ(笑)女子って、桂で塾講のバイトするまで接することがなかったような気がします。

 中学のときには僕には彼女がいました。この彼女というのは、代名詞ではなくて名詞です。「I had her.」と訳したら怒られます。信じられない、と言う人が後を絶たなくて、「失礼な」と思うのですが、実際そうだと思います。我のことながら自分でも信じられません。その辺の話はまた機会がありましたら、しようかと思います。で、ご多分に漏れず彼女も、比較的腐女子でした。何でか分かんないけど、彼女から BL 漫画を借りることもありました。テクノサマタって人が描いた漫画と、よしながふみって人が描いた漫画だったと思います。テクノサマタは、絵がすごく可愛くて色遣いが柔和で、ふんわりしていて読みやすかった記憶があります。よしながふみのは、西洋骨董洋菓子店って作品で、まあ BL がメインって訳じゃなくほんの少し要素として入ってる感じでした。お菓子の描写がすごく精緻で素敵だった記憶があります。西洋骨董洋菓子店は、作品名が思い出せず、「BL お菓子 おいしそう」などと検索してGoogle 先生を困らせていました。最終的に「BL なんとか洋菓子店」で決着しました。

 高校に入ってからも、当然文芸部だなんてサブカル拗らせたところに入るじゃないですか。程度の差こそあれ、腐女子なんですよね。中には優等生で真面目真っ当一般人みたいなポジショニングをしていた女の子も、高校出て大学に入ってから「私、普通に腐女子ですよ」というわけです。最後の良心だと思われていた子も、ヘタリアが好きだったりするから、これはもう普遍的なんだと思います。それだけにバイト先の純朴なスイーツ(笑)女子は、違う人間の世界でしたね。

 文芸部(および漫研)の女子である、特にたつきちゃんと灰爾ちゃんは、なかなか大概な奴で、同部活内の男の先輩方のカップリングを勝手に決めて、彼らの妄想 BL 小説を書いて、"出演者"である先輩にメールで送りつけて、感想を求めるなどというえげつないことをやっていました。あげく小説サイトを立ち上げる始末でした。

 いやぁ、僕にもこんな、女の子と接点のある時代があったんですねぇ……。