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院試

 院試は、大学院に入るときは必ず受けなければならない試験です。みんなカジュアルに「院進するわ~」などと言いますが、そもそもこれに受からなければ大学院に入学することはできません。昔は、コネのような形で内部生は適当にやっていれば必ず通るようなものだったらしいですが、最近はそういうわけにもいかないらしく、ちゃんと試験という形になっています。その結果、外部生も通りやすく、毎年(感覚的ですが)10-20 % は、外部生が占めており、内部生が落ちるといった場面も散見されます。

 

 しかし、院試そのものが依然としてザルであることには間違いないらしく、倍率は公立高校入試程度です。高校入試ってみんなまじめに受けますけど、あれせいぜい倍率1.2倍程度ですからね*1。「受かる」ことが難しいのではなく「受かる学力に持っていく」ことが難しいのです。両隣を叩き潰さなければならない*2 大学の学部入試とは話が違います。なので、試験そのものは消化試合でした。

 

 とはいうのの、学年最下位という不名誉極まりない学部成績を叩きだした僕にとって、院試はまさに鬼門中の鬼門でした。弊研究室は専攻内でも屈指の不人気研究室で、入ってくるやつはみんな成績が悪いので、まずは院試に受からせてあげなければ、ということで、8 月までは研究テーマを与えずに、ひたすら院試勉強をさせてもらうことができました。ただ、学部時代に染み付いた圧倒的な怠け癖が既に手遅れだったのに加え、学部入試までの手厚い参考書やノウハウが世の中に溢れかえっているのに対して、院試勉強の参考書やノウハウは非常に少なく、過去問か 1000 ページもある英語の教科書とそれを翻訳した日本語の教科書くらいしか勉強する手引がなく、なかなか勉強の進め方も分かりませんでした。

 

 幸いにして、院試はザルだったので、せいぜい勉強しているふりでもしていれば、それなりに点数は取れるものでした。と言っても、その点数は 3-4 割程度で、これが天下の京大生か……と情けなくなりました。が、特に反省はしていない。

 生化学にいたっては、院試後の面接で「なんで生化学取ったの?w」と先生に煽られる程度の能力でした。たぶん、1 割くらいしか取れませんでした。一般に、一番頭がいいのは大学に入った直後だと言われますが、それを痛感しました。こんなんがアルバイトの塾では教鞭を執っているんだから笑えますよね。まあ、たぶん僕はあいつらよりはいくらか頭いいと思うので、まあいいでしょう。

 

 あいつら元気にしているかなあ……。

*1:大阪の公立高校前期試験などを除く。あれ倍率 4-5 倍はあったはず。

*2:倍率が3 倍。3 人中 1 人しか受からないので、座席の両隣を落とさなければ自分が受からないことになる。