豆腐

 ここ一ヶ月ですっかりメンタルが豆腐になりました。ちなみに、今日の晩ごはんは麻婆豆腐です。丸美屋の麻婆豆腐あんまり美味しくない。
 原因を克明に記す趣味はないのですが、一言で言うと職場です。ていうか、職場以外にストレッサーなんかあるかよ。7 月あたりからなんか暗雲立ち込めてるよなあと思いつつ、ずるずるとやってきたのですが、不安定だったジェンガにとどめを刺したかのごとく、10 月に入ってから、崩れたのでした。うつ病の走りみたいな症状が出てきて、これは遅かれ早かれ精神科の病院にかかるべきなのでは、というようなところまで来ました。具体的には次のような具合です。もともと注意力はない方だったが、注意散漫になってはいけない場面で集中力が途切れる、簡単な計算のミスを連発する、指の皮が一夜にして全部剥ける、異様な虚脱感と疲労感(おかしいと思いエネルギーを取るべく砂糖をざりざりと食べるといった奇行に走る)、土日も抑うつ感、着ぐるみを着ているときも途切れない仕事への嫌悪感と非現実感、早朝覚醒、仲間との会話の反応が少し鈍いと言われる……などです。

 

 実際にうつ病にかかった人に相談すると、通院してもおかしくないレベルと言われました。流石にそれは針小棒大なと思いましたが、行動するなら早ければ早いほどいいと言われ、まずは一番穏健な方法であると思われる、会社の上の人に相談するというのを実行しました。効果はてきめんで、おそらく今まで受けた"カウンセリング"の中でも、一番心が楽になったのでした。

 

 とは言うものの、別に僕が"認知"してる事象そのものは何ら変化してないわけで、うんこだったのが、カレー味のうんこになったくらいのもので、そこまで明るい気持ちになれないのです。そこで、先日ドラッグストアで、漢方薬の加味帰脾湯というのを購入してみました。いわく、精神不安やうつ病に効果があるそうです。TL には非常に多くのうつ病患者がいて、まあ人によってありとあらゆる薬を服用しており、その薬によって確かに効き目があるのだろう、というのは分かりますので、薬が精神(まあ脳なんだろうけどね)に作用し、抗うつの効果があるということは信じられます。物は試しです。徐ろにその漢方薬を手にし、レジに持っていきました。

 食前または食間に 4 錠、一日三回服用するようです。職場でメンヘラアピールするわけにもいかないし、僕のうつ病希死念慮が湧くほど深刻なものでもなく、何より高いので、一日二回にすることにしました。そう、とにかく高いのです。なんと、7日分(84錠)で 2000 円もするのです。おいおい、精神ぶっ壊れたときの修繕費って高いんだな。これで、マジで精神科なんかに通おうもんなら、鬱の原因になった職場から貰った金を職場が原因でなった鬱の治療に使うという、究極のウロボロス自転車操業が始まるのです。生きるって、大変。そりゃ椛くんみたいに果てしない現実逃避の旅路にでも赴きますわ。でも、きっと高い薬だから効きます。高い薬は効くのです(大事なことなので 2 回言った)。以前研究室で酒を飲んだときに、准教授が「このワインも一つやな」と言ったにも関わらず、誰かがそのワインの値段を言うと、急に手のひらを返して「いやー、やっぱ高いワインは美味いね」と言い出したことを思い出しました。現金な人です。そう、高い酒はうまいのです。だから、高い薬も効きます。


 果たして、僕の場合はなんと飲んだ翌日からなんとなく効果が出てる感じです。感覚としては、普通にしてるときはなんともないが、ネガティブなことを思いついたり、ネガティブな出来事に直面しても、ネガティブ思考回路が通行止めになってる感じです。これはありがたい。それまで、考えても結論が出るわけでもないことを延々とこねくり回して、勝手に一人で塞ぎ込むみたいなことがよくありましたが、薬を飲んでから、そういうことが減った気がします。別に能天気になるとか、鈍感になるとかそんな感じじゃないです。ネガティブ思考回路が通行止めになると、ポジティブなことを思いつく余裕もできるのですね。「見られてる」じゃなくて「見てくれてる」とか。まあ、別に、やはり事象そのものは変化してないので、人生バラ色ではありませんが。お先真っ暗だったのが、まあ 3 メートル先くらいまでは見通せるようになったかな、とかそんな具合です。58 円(特売)のカリー屋レトルトカレー味のうんこが、203 円の銀座カレー味のうんこになった感じです。結局、会社なんてうんこですからね。

 

 とにかくプラシーボ効果ってすごいですね。

熊本

 最近、1 秒間に 24 回くらい「学生時代に戻りたい」って思っている気がします。端的に言って、辛すぎます。人間、相性というものがあるのですね。いくら、パフェとカレーが双方美味しいからと言って両方同時に食べるということは、普通しないと思います。ですが、社会または会社というのは、それを同時に食う場所なのです。同時に食べた結果、やっぱり不味かったねで済ませられればいいのですが、しばしばこれを食べ続けなければなりません。挙句、どちらか一方のせいにされます。当然ですが、えらいほうが勝ちます。パフェの方がえらければ、カレーの方に「非常に問題がある」と言われる羽目になるのです。確かに、言われてみると、そのカレーは人参が若干生だったり、ルウが足りていなかったり、と問題があるのは事実なので、尚更のこと悩むのです。カレーを責めたところで、カレーパフェは美味しくなんかならないのに。ってとこまで書いて、「カレーパフェ」でググるクックパッドが 8 件も引っかかりました。なんだよ、やっぱり俺が悪いのか。クソが。

 

 さて、うつ状態になりながらも、辛うじて文章は書けるので本日の話題。僕は、18 きっぷで旅行するのが好きで、長期休暇*1には、乗りつぶしも兼ねていろんなところへ旅行している(いた)のですが、今まで一番ハードだったのが、千葉県から中央本線飯田線*2を経由して京都まで一日で帰ってくるという行程だったのですが、二番目にハードだったのは京都から熊本*3まで一日で行くという行程でした。なんせ始発が終電の三本前という有様でした。朝 5 時の列車に乗って、着くのが夜の 21 時とか22 時でした。僕は、乗りつぶしもできるだけ退屈しないよう、途中下車を挟んでのんびり行くのですが、このときばかりは確か一回しか途中下車できてないと思います。

 

 なぜ熊本に行ったかというと、他でもない卯月くん*4 に会うためでした。今では社畜で九州島から出られなくなってしまった身であるが*5、当時まだ大学院生だった卯月くんは、今よりは時間の余裕もあり、僕が遊びに行くことができたのでした。

 

 卯月くんとナニをしたのかはあまり覚えていませんが、とりあえず卯月くんの部屋*6のベッドで一緒に寝たことは覚えています。卯月くんが朝妖夢*7 になって起こしてくれました。なんていうか、ウブですよね。

 卯月くんは僕をドライブに連れて行ってくれました。おべんとうのヒライでちくわサラダ*8を一緒に買いました。そして、南阿蘇鉄道に一緒に乗りました。阿蘇下田城ふれあい温泉駅は、駅舎に温泉が併設されており、一緒に入りました。熊本は自然が雄大でほんと景色が美しかったです。
 卯月くんは、僕がホモに目覚める(?)きっかけになった一人でもあり[独自研究?]、当時は熱烈なラブコールを送っていたのですが[要出典]、ついに卯月くんは振り向くことはなく、女性レイヤーさんの方を選んでしまったのでした*9

 

 熊本と言えば恐ろしい幼女*10がいることで有名だが、それはまた別の話。

*1:学生を生かし、社会人を殺す用語。研究室生を除く学生は 2 ヶ月の長期休暇があるのに対し、社畜はわずか 5 日程度しかない。

*2:長野県の辰野から愛知県の豊橋までを結ぶ長大なローカル線。乗り通すと 7 時間近くかかる

*3:正確には上熊本。実は僕は、鹿児島本線熊本駅まで乗り潰せていない。

*4:着ぐるみクラスタの知り合い。変態ヘタレというキャラで、他の人にホモと言わしめるほどだったが、いつの間にか女性レイヤーさんとよく遊ぶようになっていた。出会い厨である(違。

*5:たまに関東に出てくると、飛行機に乗り遅れて、今度は九州に帰れなくなってしまう。

*6:散らかっていたが、かなり広い部屋だったのでなんとか秩序を保ててるような感じだった。今は福岡に引っ越し、ひどいことになっているらしく、なかなか家に上げてくれない。よっきーさんのように強引に押しかけないと家に入れてくれない。

*7:魂魄妖夢東方Projectのキャラクターで、卯月くんの初めの娘さん。ぬこ面 5 式のカスタムである。

*8:熊本のローカルフード。つくわにポテトサラダが挟まれたお惣菜である。

*9:些か批判的かつネタにするような言い回しで書いてあるが、着ぐるみもコスプレの一種であるという観点に立てば、両者の交流が生まれることは実に好ましいことであり、賞賛すべきことである。

*10:紗夜というi-keyさんの娘さん。腹パンしてくる。

グリーティング

 今日も会社の労働がしんどかったので、湯船にお湯を貯めました。いやあ、お風呂、いいですね。寮の連中は共用のシャワーしかないみたいです。ちょっとした監獄ですよね。
 というわけで、例によって、お風呂からブログを書いています(このパラグラフを執筆時)。労働辛い社会人辛いと言っても、なんだかんだで文化的な生活ができてるんじゃないかと思います。ところで、最近、Twitter のアカウントが消されてしまった*1 どざいさん *2 が、Twitter のアカウントを消された腹いせにか、怒濤の勢いでブログを更新しています。一方、僕がブログを始めたきっかけになった笹松氏*3 もブログを絶賛更新中です。どちらのブログも、攻撃的な口調で実は自虐を重ねるスタイル、軽妙な語り口で淡々と狂気に溢れたことを書き連ねるそのスタイルと、独自のカラーを持ちながら、さながら語彙の動物園のごとく自由闊達に述べられており、我々を魅了させてくれます。僕も、負けじとブログを書いてみるのですが、僕は彼らほど狂気に満ちていないので、まともな文章しか書けません。僕の地獄への道は、ほぼ労働で舗装されていて、決して善意で舗装されていて、中央分離帯には線路が敷いてあって、5 分に 1 本千里中央行きの電車が来るわけではないのです。

 

 閑話休題。地獄への道が労働で舗装されているのなら、天国への道は何で舗装されているかというと、それはもう着ぐるみでしょう。決して労働の筋肉痛を癒やすサロンパスではありません。当然、中央分離帯には線路が敷いてあって、今度は 5 分に 1 本なかもず行きの電車が来るというわけです。では、とりわけ着ぐるみの何が一番救いになるのかというと、そう、グリーティングなのです。おそらく、僕は着ぐるみ界隈でも一二を争うくらいグリーティング好きです。イベントで一番重視することはロケーションよりもグリーティングです。グリーティングとは、着ぐるみ界隈でしばしば使われるテクニカルタームで(もともとはディズニーランドの用語?)、着ぐるみとは関係のない通りかかりの一般人と触れ合ったり、写真を撮ってもらったりすることです。
 グリーティングの魅力を語るだけでちょっとした小論文さえ書けそうな気もしますが、尺の都合上、簡単に二点にまとめます。

 

 一つは承認欲求の充足感です。
 会社では付け添えのパセリ未満の存在価値しかない僕が、着ぐるみを着ることで見ず知らずよ老若男女に「可愛い」って言ってもらえるわけです。承認されるわけです。
 ただ、認められてるんは、自分ではなく自分の"ガワ"なんじゃないかという懸念はあります。なんせ顔が隠れていますからね。ごもっともな懸念です。もっとも、カルタちゃん*4の場合は自分で作ったので、面が可愛いと言われるだけで、十分嬉しい評価なのですが。
 では、人が着ぐるみに入ったときに、中の人が評価される要素というのは、つまるところ、体格と操演だけなのです。特に、自分は操演に対して評価されると、舞い上がってしまいます。グリーティングでよくある光景なのですが、僕が着ぐるみ(特に椛)に入って誰か一般人に手を振って、相手が反応してくれたときに、ぴょんぴょんしてみたり、愛らしい(と思う)仕草をしてみたりして、精いっぱい相手にアピールします。そして、相手がそのことに対して喜んでくれたり、笑ってくれたり、相手も僕の仕草やポーズを真似してくれたり、「可愛いね」って声をかけてくれたりすると、もう最高です。アドレナリンだかエンドルフィンだか知りませんが、中の人の脳内麻薬はだばだばです。
 椛は当然ずっと笑顔ですが(着ぐるみだからね)、中の人もすごく楽しんでいます。その楽しんでいる様子が外の人にも伝わっているといいなあと思っています。少なくともよっきーさんには伝わっているみたいです。「本当に生き生きしていて、心底楽しそう」と。ありがとうございます。僕は、褒められて伸びるタイプなんです。一般人に喜んでもらえ、マスターさんであるよっきーさん*5 にもこのように言ってもらえることで、僕は多分"伸びた"んだと思います。もっと可愛くなりたい、もっといろんな人に喜んでもらいたいという欲求が僕をここまで突き動かしました。いやはや僕は素晴らしい師匠を持ったようです。
 ちなみに、喜んでもらえて一番ドキドキするのは、同年代の女性だったりします。特に女性は妖狐×僕SSを知ってる場合があります。以前、梅小路公園のロケ*6 で、大学生のサークルかと思われる十人ほどの男女のグループのうち、一人の女性が「カルタちゃんや! すごいめっちゃ好きやねん! 一緒に写真撮っていい?!」と声をかけてくれたのは、本当に嬉しかったです。グループの他の人にシャッターを切ってもらい、ツーショットを撮ってもらいました。もっとも、女性に可愛がってもらうことだけが嬉しいのではありません。同年代の男性にも、「うお、なんか動いたら結構可愛いねんけど!」と驚かれたり、男子数人のグループだと仲間の"ノリ"で一緒に写真を撮ってもらったりすることも。そのときは、腕を組んで結構密着しちゃいます。「俺今めっちゃモテ期かもしれん。てか、胸当たってんねんけどw」と言われたときは、ちょっと興奮しましたw 子どもも大好きです。子どもは素直に喜んでくれるので、こちらも楽しいです。だいたいおずおずと近づいてきて無表情(でも興味津々)みたいな反応が多いですけどね。ただ、いきなり抱きつかれたこともあります。満面の笑みでした。いいですね。愛に溢れていて。なんて優しい世界なんでしょう。おっちゃんやおばちゃんももちろん嬉しいです。おばちゃんなんかは結構、可愛いって言ってくれますね。投げキスしてくれる人もいます。
 承認欲求とは言いましたが、やっぱり純粋に自分の着ぐるみを見て、みんなが笑顔になってくれるのは、素直に嬉しいし、楽しいですし、やり甲斐も感じます。やり甲斐というか、もはや生き甲斐レベルですね。No Greeting, No Life. グリーティングがなければ、今頃僕は近鉄電車の線路の中でしょう。意識高い系の人にdisられますね……。

 

 で、そんなことを言いつつ、もう一つの魅力は、背徳感でしょう。だって、男が布で全身を覆って、女の子の衣服を身に着けて、女の子のお面を被って、街中に出ちゃうんですよ。変態じゃないですか。でも、着ぐるみの凄いところは、それで人を楽しませることができること。露出狂の人とか女性ものの下着を頭に被る人(変態仮面)が街中に出ても、通報されて終わりじゃないですか。同じ変態的行為でも雲泥の差です。もっとも、着ぐるみでもよっぽど面の出来が悪い、動きが挙動不審(おっさん)、サポがいない、場所にそぐわない、など問題があれば通報されますが*7
 性別を偽るというのは、控えめに言って快感です。僕は、「男やろ」って言われたのは一、二回で、「女の子……やんなあ?」って言われた回数の方が多いです(「女の子?」って聞かれたら全力で嘘をつく)。身長がそれほど高くないというのもありますし、あとできるだけ男と見抜かせない仕草を心がけようとは思っています。前述のモテ期が到来した男性、椛の中の人が貴方と同じ性別であるということ、気づいてなかったのかなあ。密着しているのに、気付いてないっての、中の人はホント楽しくて仕方ないです。その胸、シリコンですよ。
 いわゆる美少女着ぐるみに限ったことではないですが、着ぐるみは視界も不自由でいろいろ制限されてると思われがちです(実際そうなんですが)。中の人は虐げられた存在としばしば受け取られています。ただし、中の人は外の人の顔が見えるのに、外の人は中の人の顔が見えないという非対称性を、グリーティングするときの一般人は忘れています。キャラクターの顔が見えてますからね。自分が中の人の顔が見られないということを忘れてしまっているのです。だからこそ、こちらは着ぐるみの中でニヤニヤして、操演ができるんですが。でも、稀に不思議な魅力に気がつく人もいるのですね。そんなときは「沼に! 落ちろ!」って思いながら、全力で可愛い仕草をしています。あっはっは。

*1:垢消し芸。リアルの方で忙しくなったら(本気で単位が回収できなくなった、など)定期的にアカウントを消す。これまでは1ヶ月以内に復帰することで、消したアカウントを取り戻していたが、今回誤って放置しすぎてしまったため、本当にアカウントが抹消されてしまった。

*2:着ぐるみクラスタの人物。大阪府在住の大学生。芸人であると言われているが、本人は否定している。

*3:笹松しいたけ。一時期職場にSNSでの活動がバレ、アカウントを停止していたが、入社わずか一年で退職し転職することで、アカウント及びブログも不死鳥のごとく蘇った。

*4:髏々宮カルタ。『妖狐×僕SS』の登場人物。僕の着ぐるみの娘。ぬこ面の素体を用いて、自分で作った。

*5:僕の「師匠」でもある。

*6:けろさんの企画。梅小路公園は京都の公園で、花見の時期は多くの行楽客で賑わう。

*7:そのような事例はいくつかある。警察が動いた例もある。

初音ミク

 「結論から言おう」は上司の口癖なのですが、という冒頭文から始めようとして、もう既に会社のことを考えていて、自身が社畜として染まりきっていることに関して、激しい自己嫌悪に陥っているのですが、一方で明日から(このパラグラフを書いているのは日曜日の夜である)会社であるという現実に、僕は吐き気と動悸と目眩を抑え切れず、アルコールでその現実を胃の奥に流し込もうとしているのです(酔いが回ってきてビール零した)が、"結論から言おう"。僕は次の娘さん*1 に、初音ミクさんを迎えようと思っています。

 

 まあ、ミクさんってもはや何人目だよ、と言われるほど、既にたくさんいらっしゃいます。工房のベンチマークと言われるほどです。実際、僕は比較的「キャラ被り」*2 っていうのを気にする方だと思います。実際、最初の娘さんとしてカルタちゃんを選んだのも、キャラ被りしてないのでよかろう、という思惑も多少あったことは否定しないです。じゃあ、なぜあえてミクさんを、というところですが、ミクさんはその  VOCALOID のキャラクターとしての性質として、何人いても構わないということがあります。モデルとしては、ままま式あぴミクを考えていることも後押しになっています。

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 控えめに言って天使ですよね。ってか、動画中においてもミクさん何人もいるし、キャラ被りが問題でないことを補強しています。でまあ、ままま式のミクさんを娘さんとして持っていらっしゃる方って僕の記憶ではいないので、その意味ではキャラ被りをしてないんじゃないかなーと思います。蛇足ですが、僕は MMD のミクさんで一番好きなモデルって Lat 式で、「これ以上に可愛いミクさんのモデルなんてない」と断言したほどだったのですが、ままま式のあぴミクに出会って前言を撤回する羽目になりました。

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くちばしP さんの曲。これの姉妹曲(?)にあたる「Do you & So you」もめちゃくちゃ好き。

 

 とまあ、壮大な風呂敷を広げてみたのですが、社会人の嬉しく恐ろしいことは、ボーナスがあるということです。すなわちボーナスで発注するということが、可能になりうるということです。学生だったらどうせ発注なんてできるほど金が貯まらないから、いくらでも好きに風呂敷を広げることができたのですが、社会人は普通に発注できうるということです(できるとは言ってない)。いや、まあ、僕の会社しょぼいですし、その上僕がしょぼいので、本当にまともなボーナスが出るのかは僕自身半信半疑ですが。工房は、ぬこ*3 自作が一番いいのでしょうが、相当な改造と技術力がいるでしょうし、まあ確実に無理でしょう。目の雰囲気から、ぬこ改造をもなかさんあるいは岡山さん*4 に相談を持ちかけるか、あるいは最近ノリに乗っている豪華王さん*5 あたりを考えています。手の内を思いっきり明らかにする秘匿意識皆無。酒に酔っているからそのあたりの自制心が弱っているんですよ。

 

 余談ですが、Lat 式のテトさんも可愛いですよね。実際、カルタちゃんを作る前に候補に上がっていたのが Lat 式のテトさんでした。しかし、クラウスさん*6 がテトさんをドンピシャで Lat 式で作って、それがめちゃくちゃ可愛かったので、一瞬で僕の候補から消去しました。が、現在、長期改修中。どういうことなの!? と内心で思っているのは僕だけじゃないはず。

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*1:所有する着ぐるみのことを指すスラング

*2:着ぐるみ界隈において、同じキャラを異なるマスターさんが所有する状態のこと。コスプレ界隈とは違い、しばしば別の人が同じキャラを所有したり操演するのは避けられる。

*3:ぬこ面。着ぐるみの面の素体を供給している工房。

*4:いずれも工房名。

*5:台湾の工房。幅広い作風が特長。

*6:着ぐるみ界隈の人物。

スーパー

  先日会社でひどい目に遭い、結果的に今(このパラグラフを書いているとき)全身サロンパスまみれになっています。傷ついた身体を癒やすために、今日はお風呂にお湯を張ることにしました。湯温はたぶん 38 ℃ くらい。会社で受けた疵を癒やすために、お風呂に溜めたお湯の水道代とガス代は、結局会社で稼いだ金なのです。蛸は極度の飢餓状態に陥った時に、自分で自分の足を齧るらしいですが、そんな気分です。自分を切り売りして、自分を生かせる、社会人とはそのようなカルマを背負った存在なのです。
 そんなわけで、今日は(このパラグラフは)湯船からブログを書いています。先日スマホを水没させたところ*1 なのに大丈夫なのか、という声が聞こえてきそうですが、あれはプール盛大に沈めたから水没したのであって、湯船の上で両手で持ち、時々タオルで拭いてあげていればたぶん大丈夫でしょう(湿度が心配だが)。しかし、こんな不安全行為を上司に見られたらなんて言われるでしょうか。……うるさい、ここは僕の家なんだ! 俺は自由なんだ!

 

 ところで、皆様はスーパーで買い物をした事があるでしょうか。僕はあります。当然です。
 笹松ブログ*2 の冒頭文によくあるパターンなのですが、 「皆さんは○○をしたことがあるだろうか。私はある」と言った言い回しが出てきます。彼も確かスーパーの記事を書いていて、その冒頭文がそんな感じでした。実際たぶん、ほとんどの人はスーパーで買い物をしたことがあると思います。ただ、一人暮らしと実家暮らしではスーパーの利用頻度もお世話になり方も、だいぶ違っていたことでしょう。実家暮らしの大学生というのが、どんな生活をしているのか知りませんが。

 

 僕は、大学一回生のときから下宿をしておりまして、スーパーにはよくお世話になりました。一回生から三回生の頃は、言わずと知れたフレスコ*3 が徒歩 3 分のところにあり、しかも 24 時間営業でした。二回生の頃は、椛くんのような暮らし*4 をしていたこともあり、午前 2 時に突然カレーを作り出すような破滅的な生活リズムにも対応できる 24 時間営業のフレスコは重宝していました。二回生の頃は、まあまあ真面目に自炊しようとしていた気概もあり、少しでも安くという思いから、スーパーのチラシを公式 HP の pdf ファイルでチェックしたり、Twitter京都市左京区スーパー特売情報 bot なんかをフォローしていたりしました。
 四回生になってからは引越し、24 時間営業のスーパーはどこにもなく、近所のスーパーは 22 時に閉まってしまう有様でした。家からの距離はまあまあ近かったんですけどね。ただ、通学経路にある別のスーパーのほうが便利だったので、こちらの方が利用頻度は高かったかもしれません。ただ、ここも 22 時には閉まってしまいます。
 社会人になってからは、家の最寄りのスーパーは 20 時に閉まる上に、水曜日は定休日という、やる気のないスーパーで、まあ仕事にやる気のない僕に呼応したかのごとく、使えないスーパーでした。通勤経路には別のスーパーがあるので、そちらの方がまだ使い勝手がいいので、そちらを利用しています。使えない僕の職場での今後の処遇を暗示するようですが、資本主義経済に組み込まれた我々は、ただその運命を受け入れるほかありません。

 

 実は引っ越しをするときに少し考慮したことがありまして、それは最寄りのスーパーがスーパー玉出ではないこと。スーパー玉出は泣く子も黙る大阪の激安スーパーで、とにかく鉄の胃袋を持っていなければ、玉出で生物を食べたら確実にお腹を壊すと言われる大変格式の低いところです。このスーパーがあるということは、まあ周辺の治安や民度はお察しレベルということです。就職にあたってアパートで一人暮らしをすると言ったときに、研究室の助教に「近くにスーパー玉出はないやろな」って言われたほどです。阪急宝塚線の沿線からスーパー玉出が見えたら嫌でしょ。いくら便利でも利用する度に腹を壊していれば――まあ、耐性がつくのかもしれませんが――、たまったもんじゃありません。で、今住んでるところを選んだのですが、スーパーに関してはあまり便利とは言いがたいです。

 

 まあ、スーパーもコンビニもない海辺の寒村の工場に幽閉され、食事も満足に作れないので、寮での食事を余儀なくされる(自炊しなくていいので、考えようによってはありがたいが)ような不幸な人も世の中にはいらっしゃるので、それに比べれば遥かにマシです。ていうか、寮の食事とか工業用水使われてそうですよね(基本的に会社は信用していない人)。

*1:紀州加太の休暇村のコスプレイベントで、プールでの撮影ができたので、急遽スク水に着替えた。水中の撮影をしたいということで、防水スマホの性能を過信して、プールの中に沈めたところ、文鎮化した。

*2:僕の敬愛する笹松しいたけ(@s_sasamatsu)氏のブログ。僕がブログを始めるきっかけになった。

*3:京都のスーパー。至るところにある。

*4:椛くんは留年に休学を重ね、学生生活の謳歌を延長中の人物。寝たいときに寝て起きたいときに起き、食べたいときに食べる(ただしお金があれば)、本能の赴くまま日本時間を全力で無視する。

妖狐×僕SS

 今日も仕事でやられました。身も心もぼろぼろです。このぼろぼろさを癒やすには、着ぐるみか酒かしかありません。ただ、着ぐるみは一人で着ても面白くないというか、まあオナニーくらいしかやることがないので、それはそれでいいのですけど、まあぶっちゃけ着るの面倒くさいですし、よほど気分が高まったときでないと一人で着ません。といっても、一人で着るのって月に 3 回位くらいあるんですけど。どれだけ高まっているんだよ。発情期かよ。ただ、今日は高まっていません。よって酒です。やってられるかよクソが。五億円ひろいたい。今日も例によって酒を飲みながらブログを書いています。酒を飲みながらブログを書くと饒舌になってしまって、だいたいどうでもいいことを延々と書いてなかなか本題に入れないのですが(既に入れていない)、まあそれはそれでいいかなって思います。独り酒は月に 8 回くらいです。一人着ぐるみが月 3 回ということを考えると、これはもはや着ぐるみではなく酒と言っても過言ではないかもしれません。まあ安酒でいいんですけど。最悪メタノールでも満足できるかもしれません。

 

 妖狐×僕SS、初見じゃ絶対読めないタイトルですが、「いぬぼくシークレットサービス」って読みます。既にご存知の通り、僕の着ぐるみの娘である髏々宮カルタの登場する作品です。何年か前にアニメ化もされています。アニメでは、原作では確か 4 巻までの話で完結になっていたと思います。多分 4 巻です。なにぶん僕も酒に酔いながら書いているので信用しないでください。アニメではいい感じのラブコメとして描かれているのですが、このあと原作ではかなりの"鬱展開"が繰り広げられています。主要登場人物はほぼ全員死亡します。っていうか、カルタちゃんに至っては、殺処分されていますからね……。すいませんね、いきなり強烈なネタバレしてしまいまして。Wikipedia ですら、ネタバレに対しては警告していくれていたのに*1。だから酔っている人の書くブログなんて読むものじゃないですよ。

 

 "2 章"でもカルタちゃんは登場するのですが、彼女は 20 歳になっています。おお、お酒が飲めるのか。そういえばそんな描写があったような気がするな。いや、なかったかもしれない(酔いが回ってきて、だんだん訳が分からなくなってきた)。髪型も変わっています。でも、僕は 15 歳になりたいです!!!! 15 歳女の子! 中の人は 26 歳男性!! これぞ救済。着ぐるみは男性社会人でも女子高生になれるんだ。お酒のお酌もするよ!!!!

 

 妖狐×僕SS の登場人物、どなたも魅力的で好きなのですが。あと、凜々蝶ちゃん。ツンシュン。僕っ子。かわいい。ちのちゃん、おっぱい大きい。御狐神くん。紳士や。M なように見せかけて実は S っぽい。下僕。あと、2 章以降の登場人物だけど、命。ミニ丈の和服にニーソっていう和服原理主義者が見たら発狂しそうな衣装。佳い。酒で語彙力が欠如し始めた。あと何と言っても渡狸。言わずと知れたカルタちゃんの恋人。不良のフリしている優しい奴。ショタコンがちょっと混じっていると、彼に心を動かされることは不可避でしょう。わりと好きなのは、反ノ塚だったりします。あのいい加減な性格、性格が雑だという理由で上司に dis られている僕にとっては親近感を感じざるにはいられません。そのわりに、熱く優しい心を持っているようなところが随所に見られるので、憎めない性格をしています。僕もそんな熱く優しい心を持ちたいです。そんな反ノ塚と野ばらさんのやりとりは結構好きです。「シュレッダーにかけるわよ*2」とか結構ツボです。

 

 おわり。ぼちぼち寝やな……。

*1:最近は、百科事典なんだからネタバレの警告なんかいらんだろ、という理由で、いきなり物語の核心が記述されるようになった。

*2:野ばらさんが一反木綿の先祖帰りである反ノ塚をおちょくった言葉。

運動会

 酒です。社会人の救いは、金、着ぐるみ、酒です。そんなに飲めないんですけど、それでも救いになりうるのだから、お酒が偉大なのか社会人であることが闇なのか、そのどちらか、あるいは両方です。例によって今日もお酒を飲みながらブログを書いています。

 さて、運動会の季節*1ですね。運動会というのは青春を象徴するに十分な言葉です。お金にしか希望を見出さなくなった社会人にとって、僕の精神を抉るのには十分なような気もしますが、幸いというべきか、僕は運動会というのはむしろ嫌いなイベントだったので、僕の HP はそんなに減りません。よかった。そう考えると、社会人の救いの一つに運動会がないことを挙げてもいいかもしれません。

 

 もともと体を動かすのが嫌いだった僕にとって、運動会というのはわりとクソなイベントでした。なんせ運動会の 1 ヶ月前になると、嫌いな体育の授業が毎日あるようになるからです。いやいや、なくなった算数や理科の時間はどこに行ったんだよ。基本的に小学校という世界は、座学よりも体育が少なからず重視される場所でした。しかも、みんな当然の認識として体育は楽しいものと来ている。そんなわけあるか。僕みたいな体育を苦痛として捉える人種は肩身の狭い思いをしていました。Twitter では、そういう人種がたくさんいるので、ああ、体育が嫌いな人間は僕だけじゃなかったんだ、とすごく安心できます。ネットがなければ我々のような人種はどれだけ孤独な思いをしていたか。ネットがなければ着ぐるみに性的興奮を覚える人たちの存在にも気づけず、ただ岩の下のダンゴムシのようにじめじめと自身の異常性癖と独り向き合うしかなかったのでしょう。世間では僕(ら)は孤独です。

 

 閑話休題。小学校のころの運動会というのは、それはもう綿密な練習を重ねて行われるもので、入場の行進から、プログラムの進行から、徒競走、玉入れ競争、まあなにからなにまで飽きるまで練習を繰り返すのです。特に入場の行進の練習なんて、今思うと「プチ徴兵制」なんじゃないかとさえ考えられます。当時はそんなこと思いませんでしたし、むしろ中学や高校の運動会の練習のザルなことに驚きましたけどね。

 

 まあ運動会の話題なので、組み体操の話をしようかと思ったのですが、それはまたの機会に譲ります。

 小学校 2 年の運動会の競技で「ダルマでGO!」という変なのがありました。これは男女がペアになって、片方がだるまの被り物を被って数十メートル先まで走り、ここでだるまの被り物を被るほうをチェンジして、走ってきた道を帰ってきて、次の人にバトンタッチするというリレー形式の競技なのです。これがまたいちおうその被り物みたいなものに穴は開いているのですが、走っているうちに視界がずれてきてまともに前が見えなくなってしまうので、相方に手を繋いでもらわないとまっすぐ走れないという代物でした。僕の言いたいことは、賢明な読者の皆様ならもう容易に想像ついていると思いますので、これ以上の記述は蛇足以外の何者でもないでしょう、ということで今日のブログを終わります。あとはご自由にしてください。

*1:高校のときは体育祭という名前で、春にやっていた。ここでは小中学校の運動会。