UNO

 おそ松さん、あんなアニメで二クールもあるのかよ、と思っていたけど、六つ子の名前をまともに把握できはじめたのが二クール目に入ってからなので、よかったと思います。>挨拶

 

 ヨシナガです。

 

 UNO というトランプのようなゲームがあります。ルールは極めて単純なのですが、毎回やる前に「どうだったっけ」と確認している気がします。しかし、その説明も 20秒 ほどで終わり、すぐに思い出せるという簡単なシロモノです。修学旅行や合宿などでは、誰もが簡単に参加できるゲームです。ただし残りのカードが一枚になったときに「UNO」とシャウトしておかなければならず、それを言わずに上がった人があとからそれを指摘され揉めるというところまでが定番です。だいたいうやむやになります。

 

 UNOと同様に、修学旅行や合宿などでお世話になるゲームとして大富豪があります。ただ、大富豪の致命的な欠陥として、ローカルルールがあまりにも多すぎるというものがあります。「革命」「8 切り」「縛り(色/マーク)」などをはじめ「クーデター」「イレブンバック」「5 渡し」など細かいルールには枚挙に暇がありません。こうした意思を統一するために制定されたのが「天富豪」です。「天富豪」は高校時代天文部*1 で行われていた大富豪で、あらかじめ入れるローカルルールと入れないローカルルール記された紙がトランプセットの中に入れられていました。これは代々先輩から受け継がれてきたもので、強い伝統を感じました(今はあるのかどうか知らないけど)。天文部では、天体望遠鏡を持っていくのを忘れても構わないが、トランプ(天富豪)だけは持っていくのを忘れてはならないとまで言われたのでした。

 

 一方、ルールを追加することに大富豪の楽しさを見出す例もあります。

w125.hateblo.jp

 「これは大富豪となった人が、ルールを追加する」というルールが制定された大富豪で、ルールがルールを内包しているというメタ的なゲームです。それはさながら、憲法改正の方法が自分の中に明記されている憲法のようでもあります。さて件の記事では、前半では大富豪として機能していますが、後半ではポーカーの要素が加えられ、ルールがゲームが始まるまで確定しないという「量子重ねあわせ」の状態となります。僕は、ポーカーの役をほとんど知らないのでこの時点でお手上げです。プレイヤーのレベルが高いからこそできるゲームなのでしょう。それでもゲームとして機能するところは流石でしょう。大富豪、そしてトランプというカードの汎用性の高さを改めて感じさせられました。

 

 ちなみに、「平民はオヤジギャグを一つ言う」という、誰も幸せにならないルールが追加されることもある。

*1:僕は高校時代天文部に所属していた。